グーグル、コマンドライン型コーディングツール向け拡張機能システムを発表

水曜日、Googleは自社のコマンドラインAIシステム「Gemini CLI（ジェミニCLI）」の新機能を正式発表し、外部企業がAI製品へ直接組み込めるようにした。

この機能は「Gemini CLI Extensions」と呼ばれ、Figma（フィグマ）やStripe（ストライプ）などの拡張機能とともに提供を開始した。

この発表は、OpenAIがChatGPT上でアプリを提供開始したのがわずか2日後のことだ。OpenAIのアプリも第三者システムをAI環境に統合している。もっとも、ChatGPTへのアプリは厳格に選定・管理されているのに対し、Gemini CLI ExtensionsはGoogleの承認や参加を要せず公開できる。利用可能な拡張機能はGitHubの公開リポジトリにホストされ、開発者が手動でインストールする形になる。

「そのオープンなエコシステムは私たちにとって極めて重要だ」と、Taylor Mullen（テイラー・マレン）、本プロジェクトのシニアスタッフエンジニアはTechCrunchに語った。「私たちの取り組みは、誰もが参加できる公正なエコシステムを前提としている。」

最初の利用可能な拡張機能は、Google自身のNanobanana image generator（ナノバナナ イメージジェネレーター）で、先週GitHubに投稿された。インストールされると、Gemini CLIの端末から直接画像を生成できる。

6月にローンチされた Gemini CLI はGoogleによれば100万を超える利用者に成長しており、利用はソフトウェア開発者に偏っている。特に、Gemini CLIは自社コードベースの開発・保守に大きく利用されており、製品マネージャーの厳密な監督の下で運用されていると、最近のTechCrunchのインタビューで詳述されている。

インタビューで、Googleの開発者ツール向け製品管理のシニアディレクター Ryan J. Salva は、新機能の目的は Gemini CLI を「拡張性プラットフォーム、ツールチェーンの他のツールや指示へとつながる導管」にすることだと語った。

＼ 最新情報をチェック ／